絵に描いた餅になりかねない「自由化で電気料金下がる」
玉川は経産省に聞いた。畠山陽二郎・原子力政策課長だ。「(イギリスは)ガス・電力の価格が非常に安いこともあって、中長期的に原子力が競争力を持つだろうかというのが主眼で、高いから補助しようというよりも、市場の中での安定を考えている」「少なくとも新設の原発は高いという認識はあるようです」と話だ。
ここでイギリスの価格調整のシステム導入について、玉川が「本音を明らかにしないのは、正直な行政とはいえない」と迫ったが、「具体的な制度を提案しているわけではない」
玉川「でも、(小委で)検討してくださいということは、意図があるわけでしょう」
畠山「議論の参考にはなると思います。テーブルには乗せましたけど、とくに意図はありません」
玉川「では、委員の方が原発コストが高いからというのは曲解ですか」
畠山「理解が正しくないと思いますので、正確に説明をしたい」
玉川「原発の新設が前提という点についてはどうですか」
畠山「必ずしもそうではない。いまは再稼働に集中していて、新増設は想定していないというのが基本ポジションで、新増設を見越した制度ということではない」
玉川「経産省は今後、新設という選択肢はないのですか」
畠山「わかりません。統一的スタンスは現段階では新増設は想定していない。以上でも以下でもない」
玉川「あくまで現段階?」
畠山「はい」
松尾は「現段階と言っておけば、、何が起きてもウソをついたことにならないですからね」
玉川「作るとも作らないともいわない。原発は高いともいわないんです」
赤江珠緒キャスター「でも、原発はやりますという強い意志を感じますよ」
玉川「原発を新設したいのなら、ちゃんと説明しろと...」
司会の羽鳥慎一「はっきりしないことは、はっきりした」
玉川「はっきりしてくれというのがまとめです」