デング熱を媒介しているやぶ蚊は冬には死滅するというが、安心できるのか。「とくダネ!」は製薬会社の協力で実験した。15都道府県の81人に感染を広げたヒトスジシマカが動けなくなるのは気温15度以下だという。
都会の公園周辺はまだ25度―蚊にとって快適気温
阿部悦子リポーターがフマキラーの研究所の実験を報告した。ここでは数十万匹のヒトスジシマカを相手に研究を続けている。蚊は気温25~35度で活発に動く。東京都内の大規模公園周辺の蚊採集地点で測ると25度で、蚊には快適な環境ということになる。
ヒトスジシマカを入れたケースを氷の上に置いて冷やすと、たちまち変化が出た。冷えたケース下部を嫌って上の方に蚊が集まり始め、19度では動かない蚊がほとんどだ。ケースをたたいて刺激してもじっとしている。15度ですべての蚊が底に落ちた。
フマキラー開発研究本部の杉浦正昭さんは「15度を下回るあたりでほぼ飛べなくなります。こういう状態の蚊は自然界ではおそらく餓死します」
阿部「15度がポイントですね」
文
あっちゃん| 似顔絵 池田マコト