4大大会決勝戦のプレッシャー!錦織圭「粘り」発揮できず敗退―テニス全米オープン

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   テニス全米オープン決勝戦に日本人としては初めて進出した錦織圭選手(24)はストレートで敗れた。対戦相手のマリン・チリッチ(25)の強烈なサーブに手こずり、終始押され気味で粘ることもままならない。表彰式のインタビューで「必ず(優勝カップを)とります。また来年戻ってきたい」と話した。

永遠のライバルとなったマリン・チリッチ

   錦織の出身地・松江では急きょパブリックビューイングが設けられ、650席がぎっしり埋まった。立ち見や入れない人も出た。第3セットが終わり錦織の敗退が決まった瞬間、「ああ」とため息が会場を包んだ。「夢を与えてくれてありがとう」「ここまできたことが素晴らしい」「地元の誇りだ」といかにも残念そうだ。

   司会の小倉智昭「決勝までいくことが日本では考えられなかったことですよ」

   チリッチは身長198センチ、錦織より20センチも高い。「パワーと正確さがありましたね」と岸本哲也リポーター。2人は小さい頃からのライバルで、これからは永遠のライバルになるかもしれない。

「夢の世界でした。自信になります。けがを恐れず、これからもやっていきたい」

   元テニスプレーヤーの米沢徹は「錦織は夢に近いことが目の前にきて、少しプレッシャーを感じたのかもしれません。徐々に粘りを見せ、ペースをつかみ始めたが、ビックサーバー相手に攻めのパターンに持ち込めなかった」と解説する。

   錦織は表彰式で「チリッチは非常に強かった。おめでとうと言いたい」「初めて決勝戦に進出できてうれしい。この2週間サポートしてくれた私のチームに感謝したい」と語った。試合後の記者会見では「夢の世界でした。自信になります。けがを恐れず、これからもやっていきたい」と話す。

   小倉「なんか涙が出てきちゃった。このゲームで終わったわけではないですよ」

   米沢「(錦織は)デビューしたというところです。オールラウンドにどこでも勝てる選手ですから、楽しみです」

   中江有里(タレント)「さわやかで、ますます応援したくなります」

文   あっちゃん| 似顔絵 池田マコト
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