64歳の女性が72歳の不倫関係の男性を殺害して逮捕された。5日(2014年9月)未明、愛媛県松山市の矢野力男さんの家から「助けてくれ」という叫び声が聞こえ、近所の人の110番通報で警察官が駆けつけたところ、頭から血を流している矢野さんが発見された。病院に緊急搬送されが、4時間後に死亡が確認されました。
現場で矢野さんの交際相手である山本百合江容疑者が殺人未遂の現行犯で逮捕された。
「憎くて殺してやろうと思った」
矢野さんは約20年ほど前に奥さんを亡くし自宅で1人暮らしだったが、身の回りの世話をするために数人の女性が出入りをしていたという。近所の住民は「矢野さんの奥さんは生前いくつもの生命保険に入っていたと聞きましたね。奥さんが亡くなると莫大な保険金が入り、そのお金の一部を身の回りの世話をしてくれる女性たちに渡していたらしい」と話す。別の住民は「山本容疑者から一緒になろうと結婚話を持ちかけられていたらしい。でも、矢野さんは以前に女性にお金を騙し取られたことがあり、結婚は躊躇していたようです」という。
田中良幸リポーター「犯行に使われたのは刃渡り約11センチの斧でした。容疑者が自宅から持ち出したようです」
山本には実は内縁の夫がいる。その夫は「棚にしまってあった大工道具の中のオノが見当たらない。きっと、その斧が使われたのだろう」と言う。
田中「容疑者は警察の取り調べに、『憎くて殺してやろうと思った』と話しているようです」
司会の小倉智昭「なぜ山本容疑者は凶行に走ったのかなあ。単なる愛情のもつれからとは考えにくいですよね。何か別の理由があったのではないの」
コメンテーターの夏野剛(慶応大学大学院特別招聘教授)「犯罪が複雑化しています。高齢者だから殺人はしないだろうという見方ができなくなっているのでしょうね」