テニスの全米オープン2014準々決勝で、錦織圭選手(24)が勝った。「モーニングバード!」にも午前8時半、組閣のニュースが終わったところに速報が入った。番組が始まった時はまだ「セットカウント2-2で、最終セットの闘いが続いています」だった。準決勝進出は1918年の熊谷一弥以来96年ぶり。この日も4時間におよぶ熱戦だった。
課題だったスタミナ切れも克服
スタジオ中がいっせいに「すごい」と声をあげた。フルセットの末の3-2だ。対戦相手は世界ランク4位のスタン・ワウリンカ選手(スイス)で、生やさしい相手ではない。
赤江珠緒キャスター「最近は接戦になればなるほど勝っています」
宮田佳代子(ニュースキャスター)「指の手術をしたばかりで、大会の初日に出場を決めるといっていたというのに…」
司会の羽鳥慎一「おととい4時間以上の試合をやって、さらにこれですからねえ」
こまぎれに速報映像が入ってきた。錦織がポイントをとるシーンばかりだが、ジャンプショットあり、フェイントあり、背面ショットありで実に多彩だ。ラリーの応酬から相手を揺さぶってスパッと決める。
この試合で錦織は第1セットを落としていた。それを取りかえし、またやられてとりかえしての決着の第5セット。元テニス選手の松岡修造が「テニスは錦織の方が上。あとは体力」といっていたのがぴたりだった。つまり体力がもったということ。
世界4大大会で日本選手ベスト4は96年ぶり
試合直後の映像と声が届いたのは9時すぎだった。
錦織「まだ、ちょっと言葉が出てこないですけど、こうやってまた競り勝ったのはよかったです。集中力を切らさずに最後までやれたので、とりあえずホッとしてます。攻める気持ちをなくさずにやってました」
インタビューアーの「頂上がみえてきましたね」の問いにも、「はい」と素直に答え、「ひとまず休んで、次に備えます」
羽鳥がまた「すごい」という。
宮田も「勝てない相手はいないとこないだいってましたよね」
松尾貴史(テレント)「96年ぶりなんかより、自分として最後までやってもらいたいですよ」
羽鳥「96年はわれわれがワーワーいってるだけでしょう(笑い)。でも100年に1度だと、いっちゃいますよ」
次は7日の日曜日というから日本時間では8日未明か。この全米オープンでは、クルム伊達公子選手も女子ダブルスでベスト4を決めている。やっぱりこんなことやっぱり100年に1度だな。