デング熱の国内感染は36人が確認されたが、発症しても発熱、頭痛、関節痛程度で症状は比較的軽く、1週間程度で快方に向かうと解説されているが、重傷になると死亡例もあるという。阿部悦子リポーターは「デング熱は重症化するとデング出血症となり、足の裏まで紫色のアザができて鼻血が出ます。重症化が進めば死にいたる場合もあります」と伝える。
海外感染者「頭の中で血が流れるたびにガンガンという頭痛」
海外でデング熱にかかった経験がある菅原さんは、「デング熱の初期症状は頭に重い痛みを覚えました。やがて、頭の中の血管に血がドクンドクンと流れるような感覚が起こり、血が流れるたびにガンガンという痛みを感じました」と語る。
東京医科大学・濱田篤郎教授はこう解説する。「デング熱は2日から10日までの潜伏期間を経て発症します。でも、発症しない方もいて、その確率は約半分。デング熱に罹った患者さんから罹ってない患者さんへの接触感染などはありません。でも、お互いが感染した経験がある場合は、新たに感染する可能性があります」
過去に感染し発症していなくても、2度目に感染すると重症化する確率が高い。
文
ナオジン