マンガ原作者の小池一夫(78)は9月1日(2014年)、作品を見る前に他人の評価やレビューを調べるって変じゃないかと、ツイッターで疑問を投げかけている。
口コミやレビューを参考に商品を選ぶ風潮はスマートフォンの利用者拡大に伴ってますます強くなってきている。
「TSUTAYAの棚の前」で、「スマホを使って」「(作品の)ユーザーレビューを見て評価を調べている」人に出くわした小池氏はこれを「便利な使い方」と評価しながら「ちょっと違う」と違和感を表明する。なぜなら「本当の傑作で感動する」には「沢山の凡作を見てる」必要があるからだとか。そして「一般の評価が低くても、(自分の)好きな作品は沢山ある」と語っている。
最後はクリエイターと呼ばれるひとびとに向けても「傑作からだけではなく、凡作や駄作から学ぶ事は山ほどある」「優れた作品の基準はない」と訴えかけている。