全国高校軟式野球選手権の準決勝「中京対崇徳」は4日間にわたる激闘となった。中京が延長50回に3点を取って勝ち、引き続いて行われた決勝戦も制して優勝した。
田中良幸リポーター「準決勝初日のスタンドはお客さんもまばらでした。でも、4日目のきのう31日(2014年8月)はギッシリと埋まっていました」
開場2時間前からチケット売り場にファンが並び始め、「軟式高校野球でこのような光景は初めてだと、高校野球連盟(高野連)の関係者も話していました」と田中は伝えた。
硬式野球と違って「再試合なくサスペンデッド」
中京の平中亮太監督は控えの投手に「松井(大河選手)は疲れている。あすはお前がマウンドに上がれ」と話したが、控え投手は「松井が投げたいと言っています。松井に投げさせて下さい」と頼んだという。その松井は「途中で心が折れそうになったこともありました。でも、後ろから聞こえるナインの声でここまで来ることができました」と話す。
田中「軟球はゴム製で中が空洞になっています。そのため打っても反発力が弱いので飛ばず、なかなか点が入りにくいそうです。また、硬式野球の延長戦は決着が付かなければ翌日に再試合となりますが、軟式はサスペンデットとなり、次の日に試合が持ち込まれます」
4日間10時間18分の試合
小倉智昭が夏休みに入り、けさ1日からは笠井信輔アナが司会をつとめている。「野球漫画で延長戦30回というのを読んだことがありますが、現実に50回まで試合をするとは想像できないですよ」
田中「試合時間は4日間で合計10時間18分。松井投手が投げた投球は709球でした」
コメンテーターの橋口いくよ(作家)「肩は大丈夫なのでしょうか」と心配した。決勝戦では準決勝で敗れた崇徳の選手たちも中京席で応援したというのもいいねえ。