三陸鉄道やっと黒字!東日本大震災以後はじめて…全面開通や「あまちゃん」効果

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「東日本大震災で津波で駅舎や線路が流された三陸鉄道は今年4月(2014年)に3年ぶりに全線開通しましたが、たくさんの観光客が訪れて黒字になりました」

   司会の夏目三久が伝える。この4―6月期は3776万円の黒字で、大震災以来初めて四半期で黒字となった。

列車は動いても進まない駅前の回復

   きのう31日(2014年8月)の久慈駅を訪れると、駅舎のなかは人でごった返し、ホームも人の波。まるで通勤ラッシュのようだ。乗客に聞くと東京、福岡、滋賀などわざわざ乗りにやって来たという。乗客数も3か月で20万9749人と前年同期と比べて7割増だ。全線開通が話題になったことや、NHK朝ドラ「あまちゃん」のモデルとなったことが大きい。

   人気は久慈駅の「うに弁当」(1470円)で7時の開店と同時に完売することもおおく、予約しないと食べられない人気ぶりだ。

   もっとも、厳しい状況は続いているそうだ。三陸鉄道の冨平淳・旅客サービス部長は「これから大きい工事があり、支出が出てくる。軽油の値上がりもあり、楽観的には見ていません」と話す。

   夏目「周辺の人口が回復しないんですよね」

   毎日新聞の森忠彦編集委員「先日も同僚が行ってきたのですが、列車は回復したのですが駅前の回復が進んでいないんです。ここがなんとかならないと…」

   産業や街が復興しないと人は戻ってこないが、人が戻ってこないと産業や街は復活しない。東日本大震災被災地の復興は難しい段階だ。

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