江角マキコVS長嶋一茂・妻だった『ママ友騒動』自宅に落書き「バカ息子」

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<「親しい知人に『実は……』と切り出し、江角(マキコ=筆者注)の指示で一茂(長嶋=筆者注)の家にスプレーで落書きをした経緯をつぶさに話し出したのです。Aは江角から、彼女の娘が学校でイジメにあっていることや、相手のお子さんの親が長嶋一茂だということを聞かされ、『バカ息子』と落書きしてくるように頼まれたというのです」>

   江角マキコ(47)がブログで、長女が幼稚園時代にママ友たちからイジメを受けていたと書いたところ、多くのママ友たちから反発を受けていることは前に触れた。『女性セブン』(8月21・28日号)には反江角派の母親たちの「2053文字の抗議声明」が載り、そのなかで「江角は被害者というよりも加害者」ではないかと断罪されてしまったのだ。

   さらに今週の『週刊文春』が、冒頭にあるように2012年の12月、江角が所属していたプロダクションの若いマネジャーA氏に頼んで、長嶋家の壁に中傷するような落書きを書くよう指示し、謝礼として10万円程度を払っていたと報じたから、江角騒動はさらなる広がりを見せている。彼女の代表作「ショムニ」の決め台詞は「やられたらやり返す」だが、これが事実だとすれば、役柄を地でいくようなやり方である。

   週刊文春によれば、同じ幼稚園に子供を通わせていた江角と長嶋の妻は、家族ぐるみで温泉旅行へ行くほど仲がよかったという。それが子どもたちが小学校へ上がる直前、二人の間に何か決定的なトラブルがあり関係は崩壊した。長嶋の妻は結束力の固い保護者が20人近くいる有力グループのリーダーだから、江角はどんどん孤立していったという。

   それにしても「器物損壊罪」にも抵触しかねないことを、いくら腹を立てたからといってやるだろうか。週刊文春が直撃したA氏は動揺しながら、何でそのことがわかったのか、もし当事者だと認めれば逮捕される口実ができてしまうとしどろもどろに答えている。後日、A氏を問い詰めるとこういったそうだ。

「誠意をもって謝ります」

   江角は週刊文春の質問には一切答えず、江角の母親がこう話している。<「マキコは『落書きのことは知ってる。でも、私は指示してない』と言っていました。とにかく娘はやっていませんからね」>

   興味深いのは、長嶋一茂側から週刊文春に対して「通知書」が届き、犯人は把握しているが、週刊文春からそれを知らせる必要はないとし、保護者間の人間関係についておもしろおかしく報じることは、当該の学校に通う子どもたちや保護者の人間関係に多大な悪影響を及ぼすと書かれていたという。要は掲載しないでくれということだろう。たしかに、親同士のいがみ合いや意地の張り合いで被害を受けるのは子供たちである。早く収拾したほうがいい。

読者の批判も拒絶する朝日新聞!「声」欄に一つも載らない「慰安婦」投書

   朝日新聞の慰安婦検証報道への風当たりが止まないばかりか、ますます強まっている。これについては先週触れたからここでは詳しくは書かない。『週刊朝日』は当然ながらこの問題に触れていないが、田原総一朗氏がコラムでこう書いているので紹介しておこう。氏は朝日新聞の検証記事には納得しがたい点が多々あるが、今の週刊誌の朝日新聞叩きには、いずれも強いナショナリズムがバネになっており、それに拒否反応を覚えてしまうので、朝日頑張れといいたくなると書いている。

   しかし、この記事に対する「投書」が紙面に1通も掲載されないことは難じている。私も同感である。吉田証言は虚偽と認めるが謝罪はしない、読者からの批判は紙面に載せないという一方的な朝日新聞のやり方は、メディアとして批判されて然るべきである。その上、批判的に取り上げる雑誌に次々抗議文を送りつけるのでは、反朝日の逆風は収まりはしない。

   きょう(2014年8月28日)の朝日新聞朝刊を見てガッカリした。週刊文春の広告の掲載を「朝日新聞社の名誉と信用を著しく傷つける表現がある」として拒否したのである。言論には言論でがジャ-ナリズムのイロハのイであるはずだ。これでは自分の気に入らない言論を弾圧するのかと、右派陣営に格好の攻撃材料を与えてしまう。

   私の見落としでなければ、『週刊新潮』の広告も載っていない。やはりこれも「1億国民が報道被害者になった『従軍慰安婦』大誤報!」というタイトルで揉め、朝日が掲載拒否したのか新潮側がやめるといったのかわからないが異常な事態である。朝日新聞綱領には「常に寛容の心を忘れず」とあるではないかと週刊文春が書いている。自分の気に入らない批判には耳を傾けず切り捨てる「不寛容」な新聞は読者から見放されること間違いない。

   慰安婦検証報道後、朝日新聞をやめる人が多いと週刊文春、週刊新潮が書いているが、ためにするものではないと思う。事実、私も長い朝日新聞の読者だが、慰安婦報道ではなく、こうしたメディアとしてあるまじき対応をとる朝日という組織に愛想が尽き、やめようかと考えている。

   即刻、吉田証言を虚偽だとわかってから長年も放置し続けたことを詫びる社長会見と第三者委員会による慰安婦報道の検証をするべきである。

元木昌彦プロフィール
1945年11月24日生まれ/1990年11月「FRIDAY」編集長/1992年11月から97年まで「週刊現代」編集長/1999年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長/2007年2月から2008年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(現オーマイライフ)で、編集長、代表取締役社長を務める
現在(2008年10月)、「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催。編集プロデュース。

【著書】
編著「編集者の学校」(講談社)/「週刊誌編集長」(展望社)/「孤独死ゼロの町づくり」(ダイヤモンド社)/「裁判傍聴マガジン」(イーストプレス)/「競馬必勝放浪記」(祥伝社新書)ほか

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