「5月から発行されている新しい5000円札です」と小松靖アナが見せる。「気づかなかったという人も多いと思いますが、これに早くもプレミアがついているものがあるんです。すべての人にチャンスがあります」という。どういうことか。
ホログラムの透明層が楕円から長方形に
従来のお札と新5000円札で変わったところは2か所。日銀は「印刷面と手触り感の異なるホログラムの透明層が1.7倍になり、形も楕円から長方形になったんです」と説明する。
といわれてもピンとこない。お札は使っているうちにすり減る。目の不自由な人のためについている識別マークがすり減ると識別できなくなってしまう。そこで、ホログラムをカバーしている透明層の形も変えて、これだけでも識別できるようにしたというのだ。もうひとつが、数字の色が黒から茶色になった。これは見ただけでわかる。
10月(2014年)にはポータブルの紙幣読みとり機が発売になるという。目の不自由な人のためのもので、機械に紙幣の隅を重ねると「1万円です」などと音声で知らせてくれる。これに対応させるため、新5000円札を早めに発行する必要があったということか。
札番号のアルファベット「A・数字・A」なら2倍、ぞろ目は10倍
ところで、小松が「チャンスがある」といったのはなにか。コレクションのために紙幣を売買している業者に聞くと、「これは倍くらい(の価値がある)」 「これは10倍」などという。司会の羽鳥慎一が目を丸くしている。「なにが?」
松木安太郎(サッカー解説者)「知ってたら一生懸命調べてたよ」
羽鳥「気付きましたか」
立花胡桃(作家)「気づかなかった。どうしてプレミアムなの?」
小松の説明によると、数字とアルファベットだという。札番号はアルファベットではじまり、6ケタの数字のあとにまたアルファベットがある。このアルファベットがAに近い方がいいのだそうで、見せたサンプルは「A 数字 A」となっていた。
小松「そろっていると2倍になります」
次に出した番号は「B111111T」
小松「ぞろ目になっていると10倍です」
松木「だけど、5000円としてしか買えないんですよね」
宇治原史規(タレント)「ぞろ目だから5万円とはならない」
羽鳥「お店にもっていくと、5万円で買い取ってくれるんですか」
小松「店での売り値が5万円なので、買い値はそれより安くなります。でも、これがA……Aでぞろ目だと、何十倍の世界だそうです」
萩谷順(ジャーナリスト)「お札のデザインが新しくなったときがチャンスなんだね。次はいつですか」
小松「造幣局じゃないので…」
羽鳥「5000円札はまだチャンスがあるということですね」
小松「そうです」
クシャクシャじゃだめよ。ピン札のうちが命。ピン札なら5000円札に限らない。でも、みんなすぐ使っちゃうよな。