「5月から発行されている新しい5000円札です」と小松靖アナが見せる。「気づかなかったという人も多いと思いますが、これに早くもプレミアがついているものがあるんです。すべての人にチャンスがあります」という。どういうことか。
ホログラムの透明層が楕円から長方形に
従来のお札と新5000円札で変わったところは2か所。日銀は「印刷面と手触り感の異なるホログラムの透明層が1.7倍になり、形も楕円から長方形になったんです」と説明する。
といわれてもピンとこない。お札は使っているうちにすり減る。目の不自由な人のためについている識別マークがすり減ると識別できなくなってしまう。そこで、ホログラムをカバーしている透明層の形も変えて、これだけでも識別できるようにしたというのだ。もうひとつが、数字の色が黒から茶色になった。これは見ただけでわかる。
10月(2014年)にはポータブルの紙幣読みとり機が発売になるという。目の不自由な人のためのもので、機械に紙幣の隅を重ねると「1万円です」などと音声で知らせてくれる。これに対応させるため、新5000円札を早めに発行する必要があったということか。
文
ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト