九十九里海岸「消滅」の危機!?海水浴場も次々閉鎖―波の浸食で砂浜後退

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各地の消波堤で砂の供給ストップ

   東京大学・海岸沿岸環境研究室・佐藤愼司教授は砂浜消滅の原因をこう解説する。「九十九里浜というのは太東岬と屏風ヶ浦という両側の崖が崩れ、そこの土砂が入ってきてできた浜です。かつては波で両側の崖は年間約70センチ削られ、その砂が九十九里浜に供給されていました」

   ところが、各所に消波堤が造られ、砂の供給がなくなってしまったのだ。

   司会の小倉智昭「九十九里は遠浅の砂浜で人気がありますよね。それが消えてしまうとは、これまで打つ手はなかったんでしょうか」

   デーブ・スペクター(テレビプロデューサー)「ハワイは白い砂浜を重要な観光資源としています。そのために砂を運んでくるんです。日本でも観光資源を生かす方法を考えなくてはダメになるばかりですよね」

   同様のことは、三浦半島の砂浜でも起こっている。

文   ナオジン| 似顔絵 池田マコト
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