歩道から車道までゴミが山のようだ。今月2日(2014年8月)に開かれた東京・江戸川花火大会会場の翌日、堤防のあちこちにブルーシートが放置され、その上にはゴミが放置してある。持ち込んだテーブルの上に飲み残しのビールや食べかけの料理が散乱している。
荘口彰久リポーター「この映像をネットに流したところ、海外から批判が相次ぎました。欧米からは『失望した』。ブラジルからは『日本人はブラジルではゴミを拾うが、自分の国ではゴミを拾わないのか』という声が寄せられたそうです」
海外もビックリ「日本人はブラジルではゴミを拾うが、自国ではやらない」
「とくダネ!」は花火大会終了直後の会場周辺の様子も記録していた。自販機の横に置かれているゴミ箱からはゴミが溢れだし、若い男女が自販機とゴミ箱の隙間に何かを差し込んだ。見ると、袋の中はサザエのカラだ。女性は「うちに帰るまで3時間近くかかる。サザエを持って帰れば、電車の中で臭いがする。ここに置いておけば、誰かが処理してくれるだろうと思った」と平然としている。
荘口「江戸川の大会の見物スペースはサッカーグランドでした。でも、そこにはレジャーシートを固定するための杭が深くまで埋められ、その杭を引き抜くのに作業員が苦労していました」
キャスターの菊川怜「グランドにそういう杭を刺したまま帰るというのは、刺した人は危険だと考えなかったのかしら」
楽天スタジアムでも…「ゴミそのままにしておくのは清掃員の仕事奪わぬため」
場所は変わって楽天スタジアム。荘口は「スタジアムでは1試合で約4トンのゴミが出ますが、放置されたゴミは約38キロ。ゴミ全体の0.8%です」と伝える。ゴミを持って帰る楽天ファンの中年男性に聞いてみると、「ゴミを持って帰るのは当たり前。言ってみれば、郷土愛みたいなものかな」といい、若いファンは「このスタジアムは僕らのスタジアムでもある。きれいに大事に使わないと」と語った。
しかし、なかにはゴミをそのままに帰るファンもいる。スタッフが声をかけると、「球場には契約した清掃員がいる。ゴミをそのままにしておくことは清掃員の雇用を確保することにもなる」と屁理屈を並べて開き直る。
司会の小倉智昭「驚いた発言だよ、これは」
そういう連中は心の中もゴミだらけなんだろうね。