「行方不明者」集計混乱!前日の7人から51人に―広島市と県警で確認錯綜

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   広島市北部の大規模土砂災害で、前日の21日(2014年8月)には7人とされていた行方不明者数が一気に増えた。「スッキリ!!」によると43人。7人から43人に膨れあがった理由について、取材したリポーターの阿部祐二はこう報告する。

「21日時点の7人は119番してきた人が『私の家族がいない』と通報した数だけだったために、少なかったんです。しかし、地図と照らし合わせて、存在していた1軒1軒の家族を調べた結果、43人になりました」

   119番通報というから市消防本部調べなのだろう。

被災家屋も「いったい何件なんだ?」

   キャスターのテリー伊藤は「いや、不明者は51人ではないか」という。広島県警が21日午後に発表し、新聞が22日朝刊で伝えた数字だ。前日の段階で行方不明7人は県警も同じだったが、その後の確認作業で県警と市側で8人の違いがでた。

   混乱は被災家屋の数にもあった。阿部によると、広島県災害対策本部が発表した21日午後6時の安佐南区、安佐北区合わせた全壊は8件、半壊は12件、一部損壊23件、床上浸水33件、床下浸水93件だ。これについても、テリーは「全壊17件、半壊31件だ」という。現地を取材した阿部も「全壊と半壊の区別がはっきりしないんです。家に土砂が流れ込んだら、もうとても住めるものではない」という。被災者生活再建支援法による給付が絡むだけに厄介な問題だ。

文   モンブラン| 似顔絵 池田マコト
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