被災者が被災者を救うという教え
生死を分けたのはなんだったのか。木下幸太郎アナは「災害の犠牲にならないためには、さまざまな対策が議論されていますが、まずは自分の五感を信じることが大切といわれています。たとえば、豪雨が降っているのに川の水位が下がった、異様な臭いがした、木がぶつかり合う音が聞こえたなどです。これらはいずれも異常事態の前兆です。こうした現象を感じたら、すぐに避難したください」と伝える。
コメンテーターの中瀬ゆかり(編集者)「新興住宅街のある造成地周辺の地質など、自然環境がどうなっているのかを住民は忘れがちですよね。その確認をおろそかにしてはいけないと思いました」
笠井信輔デスク「きのう、私は番組の中で生死を分けたのは運だと話しました。でもその後、スタッフから阪神・淡路大震災から始まった『被災者が被災者を救うという教えがある』というアドバイスがありました。その関係は被災者同士の絆です。これを忘れてはいけないと思いました」
文
ナオジン| 似顔絵 池田マコト