広島「土石流被災地」再び強い雨!捜索・救助中断―また山が崩れる

全国の工務店を掲載し、最も多くの地域密着型工務店を紹介しています

   広島市北部を襲った大規模土砂災害は、死者・行方不明者合わせて90人以上にもなった。「きのうの段階では不明者は7人とされていましたが、けさ(2014年8月22日)の朝刊各紙は51人と報じています。どうして増えたのか、被害現場にいる岸本君に聞いてみます」と司会の小倉智昭が岸本哲也リポーターを呼ぶ。

「きのうから自衛隊の大型重機が被災地域に入り、倒壊した家や流木、瓦礫などの撤去作業を始めました。これまでは救助隊も入ることが困難だった場所への道も確保され、新たな捜索現場から情報が集まり行方不明者の数字が増えたものと思われます」

土砂、流木、大岩で救助隊も進めず

   現場では昨夜9時頃から再び強い雨が降り始め、2次災害の恐れが出てきたため捜索・救助活動は中断した。けさになっても雨は強く、救助活動は再開されていない。

   阿部悦子リポーターは最も被害が大きかった八木3丁目の交差点いた。「交差点はいまも完全に土砂で埋まっています。山側に100メートルぐらい進むと、道路には流木がうずたかく積もり、その先が見えない状態になっています。水、土砂、流木で道路は通行不能な状態になっています」

   笠井信輔デスク「きのう現場を取材して痛感しました。土砂を取り除こうとしても、水を流しながらプール掃除をしているみたいでした。土砂を取り除いても、そこに新しい土砂が流れ込んでくるんです。大変な作業です」

   この週末にかけて広島には豪雨の懸念が出ている。再び土石流が発生する心配が強い。

文   ナオジン| 似顔絵 池田マコト
姉妹サイト