「顔出し看板」各地で人気!いまや全国に1万以上…3Dやギネス入りも登場

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   顔出し看板が観光地でブームになっている。顔の部分をくりぬいた看板に顔をはめて記念写真を撮ったりするあれだ。岩手県盛岡市内の駅の石川啄木、千葉県袖ケ浦市・ドイツ村の羊、栃木県宇都宮市の餃子像、北海道帯広市の幸福駅の駅員さんなど、全国でご当地ものを中心に1万以上あるという。

千葉・銚子「これで町おこしできないか」写真コンテストや干物プレゼント

   千葉県銚子市では東日本大震災後に大幅に減った観光客を呼び戻そうと、地元有志が斬新な顔出し看板を作った。看板の漁師が持ったカツオが「飛び出してくるイメージなんです。3Dっぽく作ってみました」とデザインした高倉宏幸さんは笑う。銚子市の顔出し看板は名所や土産物店だけでなく、大学や信用金庫など12か所にある。今後は30か所に増やし、ラリーをやって撮った写真のコンテストをする計画で、干物などの地元の特産品のプレゼントも考えている。

   「あ、見た、見た」と女性旅行客。「あると撮りたくなりますね」と男性の観光客も言う。「銚子・顔出し看板の会」事務局長の山口由美子さんは「写真をフェイスブックに載せていただければ宣伝になります」と評判ににっこりだ。

北海道・帯広は長さ280メートル、296人の顔出し

   北海道帯広市は19の市町村のから264枚の顔出し看板を集めてつなぎ、280メートルの「世界最長」記録に挑んだ。そのギネス登録がおととい20日(2014年8月)に認められた。おすし屋さんや牧場からゲートボール発祥の地、極寒の街まで、それぞれのPRに顔を出した人は296人に達した。

   旭川市の隣・東神楽町の顔出し看板大会はすでに10回になる。変顔写真の面白さを競い、優勝者に町で使える商品券を贈る。今年は札幌市の小学生だった。

   東京都内では顔出し看板をテーマにしたトークショーも開かれた。

   司会の夏目三久「アルバムなんかにいろいろな表情(の写真)がけっこうありますよね」

   各地の観光振興策と携帯やデジカメの普及に、ゆるキャラブームの影響も加わってブームは当分つづきそうだ。

文   あっちゃん| 似顔絵 池田マコト
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