広島市の土石流被害は死者・不明90人と過去最大級となった。現地は昨夜21日(2014年8月)から雨が降ったりやんだりしていて、2次被害が予想されるため捜索・救出活動が一時中断されたりしている。この週末には九州から北日本にかけて局地的に非常に激しい雨が予想され、被害地域で再び土石流が発生する心配が出てきた。
迫る72時間のタイムリミット!きょうあすがヤマ場
広島市安佐南区の現場には奥平邦彦・取材キャスターがいた。「粘着質の泥がぬるぬるして大型重機が入っていけません。地盤が緩んでいるので、安全を確認しながらの作業が続きます」
救出はどうしても手作業が中心になる。2次災害もこわい。地面には水が流れ続けている。きのうやっと水が引いた場所にもまた水がたまった。片づけに追われる男性は「人間がやる限界を超えている」「途方もない状態」と話す。家にとどまるか避難所に行くか決めかねている人が多い。
スタジオの井上貴博アナ「先が見通せないですね」
災害に詳しい静岡大学の牛山素行教授は「人命が救えるのは発生から3日以内といわれます。きょうあすが一つのヤマになります」
天気は依然として不安定だ。「現場上空は雨雲におおわれています」と奥平キャスターが伝える。広島市はきょうから雨と雨模様の曇り空がつづく予報だ。その雨雲は九州北部にも広がっている。
文
あっちゃん| 似顔絵 池田マコト