<家庭内別居>相手が死んでいても気づかず!ベランダに妻の腐乱遺体

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   同じ家に住む夫や妻が亡くなっても、連れ合いが気づかないなんてことがあるのだろうか。ところが、そんなことがこの10日間に3件もあった。街で聞いてみると、「私も家庭内別居よ」(60代女性)、「寝室別居はありかもね」(50代女性)、「知り合いにもいる」(60代の男性)という声は多かった。

2LDKを2つに区切って生活

   広島市内の団地5階のベランダで女性の腐乱死体が発見され、この家の77歳の夫が死体遺棄容疑で逮捕された。死体は70歳の妻とみられるのだが、夫は「知らない」という。

   住居は2LDKで、夫婦は居住空間を区切ってまったく別々の生活をしていたらしい。妻は今月1日(2014年8月)、近所の人に「病院に行く」と話したのが最後に姿を見かけなくなった。1週間ほど経った8日ころから、あたりに異臭が漂い始め、おととい18日になって遺体がみつかった。

   夫は8日、団地自治会に夫婦の「敬老の日の記念品」の申し込みをしていた。妻は何らかの原因でベランダで倒れたのだろうが、閉め切られた室内では、異臭に気づかなかったらしい。

   兵庫・明石市では16日、マンションの一室で65歳の男性の遺体がみつかり、60歳の妻が逮捕された。警察の調べでは、死後1週間経っていたが、妻は「ドアの外から声をかけても返事がないのでおかしいとは思っていたが、死んでいるとは気づかなかった」と語っているという。

   大阪・堺市では9日、死後1か月が経過した女性(66)の遺体がみつかり、70歳の夫が逮捕された。夫は「先月21日から家にいたが、9日まで妻が亡くなっていることに気づかなかった」と供述している。2階建ての住宅で、夫は1階、妻は2階で生活していて、お互いの行動は一切関知していなかったと話している。

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
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