「イスラム国」の対抗勢力、捕虜交換で交渉?
ジャーナリストの後藤健二氏が湯川さんと交換した名刺には「民間軍事会社代表」とあった。その会社の関係者は犯行声明の映像を見て、すぐ「ああ彼だね」と認め、「シリアに薬を持っていくと喜ばれると言って出かけました。何回も話し合ったが、彼にすれば大きなビジネスチャンスと考えて、実績をつけて帰りたいという気持ちがあったのでしょう」と話す。何度かやり取りしたメールで、湯川さんは「まったく恐怖を感じることはない。戦場は肌に合っている」と語っていたという。
しかし、中東イスラム圏に詳しい敬愛大の水口章教授は「今月になってからアレッポでは戦闘が激しくなっています」という。外務省は邦人に避難勧告を出している。井上貴博アナは「現地では湯川さんの生存情報や反対勢力が捕虜交換による解放をめざすなどの情報がとびかっているようです」と伝える。
共同通信の久江雅彦・論説委員「サソリとムカデが血で血を洗う戦いを繰り広げている地域ですよ。(湯川さんは)認識が甘かったのではないか。日本は米国のイラク空爆を支持しています。国際政治では敵の味方は敵と見なされます」
井上貴博「日本人が狙われる可能性もなきにしもあらずということですね」
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あっちゃん| 似顔絵 池田マコト