児童相談所には「緊急一時保護」の施設や権限
司会の羽鳥慎一「近所の人が『最近見ないから殺されてるんじゃないか』というのは相当なことですよ」
石原良純(タレント)「児童相談所、市、警察の関係がどうなっていたのか。異常な空気感がありますよね」
教育評論家の水谷修氏は「児童相談所は緊急に一時保護をすべきだったと思います。相談所には保護する場所も、権限もあります。緊急一時保護も警察通報もあったはず」
赤江珠緒キャスター「10代だから意志があるということなんですが…」
水谷「意志も何も、17歳までは家にいるのが当たり前。『殺されるかもしれない』と聞いたら110番でしょう。命を何だと思ってるのか」
羽鳥「なんでやらないんですか。めんどくさいとか?」
水谷「お役所ですから管轄がある。縦割りです」
青木理(ジャーナリスト)「児童福祉法は虐待を知ったら通報を義務づけています」
水谷「危機意識のなさですね。この子に対する先入観があったのかどうかわからないが、一時保護さえしていれば、この子は生きていました」
石原「見つけたら何をすればいいんでしょうか」
水谷「110番です。警察から児童相談所へ連絡がいくとか、連携が進んでいるところもあります」
羽鳥「今回事件では相当なサインが出ていた。なのに動かなかった」
水谷「ひどいです。犯罪ものです」
青木「厚木の幼児死亡でもあったように、児童相談所とはなにかを考える必要があるんでしょうね」
システムはあっても、人間がその気になっていないとこうなるという見本か。
文
ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト