お盆休みだった16、17日(2014年8月)の週末、近畿地方から北陸にかけて記録的な大雨が襲った。排水処理が間に合わず、各地で河川が氾濫、橋が流され、京都府福知山市では800世帯以上が浸水する被害にあった。
気象予報士の藤富郷は「今週後半の木曜日以降、また前線が下りてきて大雨に見舞われる可能性があります」と注意を呼び掛けた。
南の高気圧と秋の高気圧の谷間
豪雨に見舞われたのは福地山市、兵庫県丹波市、岐阜県高山市と、近畿から北陸にかけてだった。福知山市では浸水した軽自動車の中で24歳の男性が死亡しているのが見つかったほか、丹波市では土砂崩れで住宅が壊され79代の男性が死亡するなど計5人が亡くなった。
台風でもないのに、なぜ豪雨が発生したのか。藤富によると、南の高気圧と北からの秋の高気圧の境にできた前線が日本列島のちょうど真上で停滞し、北からの風と南からの湿った風が大雨をもたらした。
「この前線が北へ上がって今週前半は晴れのエリアが増えますが、週後半、21日以降はまた前線が下がってくるので、曇りや雨が多くなり大雨になる可能性があります」
矢島里佳「9月に台風の時期がやってくるので、全国的にもう一度警戒をしていただくことがすごく大事と思いますね」
とりあえずは大雨の警報が出たら早めに逃げるしかなさそう。
文
モンブラン