怪しいと感じたら直接電話で返事
こうしたメッセージを集めて分析すると、おかしな日本語や英語のメッセージが多かった。中国人通訳に診てもらうと、「英語のメッセージでも、中国人しか使わない略語がある」と言うから、多くは中国からのものらしい。しかし、中国ではLINEは禁止されているはずだ。中国事情に詳しい安田峰俊氏は「犯罪手法を考案する賢い元締めがいるのではないかと感じます」という。LINE乗っ取られないためにはどうしたらいいか。LINE(株)の出澤剛代表取締役は「パスワードは使いまわさず別に設定してください。また、PINコードという第2の暗証を設定してください」という。
コメンテーターの夏野剛(慶応義塾大学大学院特別招聘教授)「LINEは送るのにお金がかからないので、引っかかる人が1%以下でもコスト的には合ってしまうんです」
石戸奈々子(「デジタルえほん」代表)「日本語がちぐはぐだから気付きやすいですよ。友人だからとすぐにLINEを返すのは要注意でしょう」
荘口彰久レポーターは「変だと思ったら、メールではなく直接電話をかけてください」
なるほど、これなら一発でバレる。司会の小倉智昭は終始キョトンとしていて、どうやら犯罪の仕組みが飲みこめないらしい。いや、多くの大人がそうだろう。騙されているのはLINEを使っている若い人と言うことだ。
文
ナオジン