LINE上で中学生との激高したやり取りが明るみに出て、「らしくない」と議員資質を問われて大阪維新の会を除名された山本景・大阪府議(34)はきのう14日(2014年8月)に会見して、「怒りすぎたことは反省しているが、資質が欠けているわけではないと思う」と反論した。
「市長選立候補潰しの陰謀だ!」情報リークしたと被疑者不明で告訴
発端は女子中学生たちとのLINEのやりとり。昨年秋の地元の祭りで知り合って始まった。山本は「いじめの実態調査」というのだが、中学生からは「キモい」「死ね」「うざいねん」などと罵声をあびせられ、これに「絶対に許さない」「徹底的にやる」「校長に電話する」などと書き込んだため、中学生が学校に相談。交野市が維新府議団に抗議したことで明るみに出た。
先週金曜日(8日)にこれが新聞で報じられ、山本は「もう終わったこと」と説明したが、橋下徹・大坂市長は「これは問題だ。維新の会として厳正に対応したい」と説明を認めなかった。山本は「不適切な発言」「大人げなかった」と謝罪し、さらに丸坊主になって「一定のおわび」とした。
しかし、府議団は11日、山本を最も重い除団(会派からの除名)処分にし、山本は処分が重すぎるとして不服申し立てをした。きのうの会見はその報告だった。自分では「厳重注意」か「(議員)団活動停止」が適切だと思う、議員辞職は考えていないと述べた。
会見ではまた、情報をリークした人物を被疑者不詳のまま名誉毀損で告訴したことも明らかにした。山本は来月7日の交野市長選に立候補の予定だったといい、「市長と教委しかもってない情報が流れた」と陰謀説もほのめかした。