スイスの山岳鉄道で13日(2014年8月)に約140人が乗った列車が脱線し、11人が重軽傷を負い、そのうち5人が日本人だ。事故が起き、事故があったのはサンモリッツからクールに向かっていた氷河特急で、8両編成の前3両が脱線し、2両目が谷側に約10メートル滑落したが、かろうじて木に引っかかり深い谷底への転落は免れた。3両目は崖に半分突き出すように止まっている。
土砂崩れに列車乗り上げ
在スイス日本大使館の寺岡敬参事官は現場の様子をこう話す。「前夜に強い雨が降ったため地盤が緩んで土砂崩れが起きて、そこへ列車が乗り上げたということです」
負傷した日本人5人は横浜市在住の70代の男性と60代の妻、オランダ在住のともに30代の夫婦とその4歳の子供だ。重傷を負った70代男性は腰骨を骨折しているが、ほかの4人は軽傷だという。
司会の小倉智昭「スイスの山岳鉄道は急勾配な山間部をぬって走るんですよね。その山間部に大量の雨が降れば、どこで土砂崩れが起きても不思議ではない状態であったのでしょう」
コメンテーターの宋美玄(医師)「先週、母からスイスへ連れてってという話があったばかりなんですよ。2010年7月にもスイス南部で観光列車が脱線する事故があり、日本人女性1人が死亡した記憶がよみがえりました」
森本さやかリポーター「スイスには日本人観光客が年間約30万人も訪れているそうです」
今年の夏の日本の大雨による土砂崩れはこんなものじゃなかったような気がするけどなあ。
文
ナオジン| 似顔絵 池田マコト