家事を手伝う夫が増えているが、一方で夫の家事にダメ出しをする妻も少なくない。なぜNGが出されるのか。「真相チェイス!直撃御免」コーナーで荘口彰久リポーターが追った。
ある中年妻は「家事は夫婦で平等に負担して行うものだと思いますよ。家事は妻の仕事という見方に抵抗を覚える」と話すが、夫は「家事をしようとすると、そのやり方ではダメ。私とやり方が違うと文句を言われる。そんなことが何回か続くとやる気がなくなってしまう」と嘆いた。
「家事は共同」言いながら夫を「手伝い」としか見ていない妻
2歳と5か月の子育て中の中山さん夫婦は、休日は夫が洗濯などの家事をこなしている。夕方、乾いた洗濯物を取り込み、手際よく畳み、子供服などを衣装ケースにしまって終了と思ったその時、妻は再び引き出しを開けて洗濯物の詰め替えを始めた。夫が「何をしているの」と聞くと、妻は「子供にはローテンションで着せている。だから、洗濯したばかりのものを手前に置かれると、同じものを何度も着せることになる」と答えた。「何を着せてもいいだろう」とムッとする夫。
フルタイムで働く夫婦は、「共働きなので、できる方ができることをやっている」という夫に対し、妻はできていないと反発する。夫が床掃除を始めると妻は「物を動かして床を拭いてね」と注文を付ける。妻は次々と注文を付け、夫は「感情的な妻の不満に険悪なムードになることもあります」と打ち明けた。
「夫の家事」妻の満足度3割
荘口「夫の家事について、夫婦100組にアンケート調査をしました。その結果、妻に聞いた夫の家事についての満足度は29%。夫に聞いた自分の家事について妻から注意されるはこんなに(46・9%)ありました」
コメンテーターの山崎秀鴎(書家・デザイン書家)「男は家事に慣れていません。なかなか上手にならないことを急にやれと言われても嫌になってしまう。奥さんが褒めて伸ばさないといけない」
司会の小倉智昭がデーブ・スペクター(テレビプロデュサー)に「日常的に家事はやってる?」と聞く。「年に1回ゴミ出しする」小倉は苦笑いした。