希少で高価…金持ちしか使えない?
井上貴博アナ「それほどまでに打つ手がない切迫した状況です。ただ、問題もいくつかあります」
薬の大量生産には数か月かかる。開発にコストがかさむので、新薬が完成しても高額になる。これまで未承認薬がアフリカの人に使われたことはない。新薬を誰に使うのかの医療倫理の問題も新たに議論になっている。
誰だって助かりたい。命の価値に貧富の差はないはずだが、危険な流行病が映し出す世界の格差という現実も深刻なのだ。
日本人に感染者が出ることも想定しておかなければならないはずだが、政府・厚生労働省は西アフリカに調査チームや医療チームを派遣した以外に、これといった動きが見られない。
文
あっちゃん| 似顔絵 池田マコト