今月10日夜(2014年8月)、横浜市の住宅で21歳の女性が死亡しているのが見つかり、警察は自首してきた女性の知り合いの魚住祐也容疑者(28)を殺人の疑いで逮捕した。魚住は10日午前7時ごろ、自宅で東京・墨田区に住む遠藤美紗さん(21)の首を刃物で刺して殺害したという。
自宅で殺害し自首…転職キッカケに関係ギクシャク
遠藤さんが殺されていたのは魚住の自宅の部屋で、ベッドに仰向けに倒れ首筋に数か所の傷があった。側には刃渡り15センチ前後の果物ナイフが捨てられていた。遺体には布団が掛けられていたという。
司会の小倉智昭「2人はどこで知り合ったの」
岸本哲也リポーター「同じスーパーで働いていました。約1年前から交際を始めていたそうです」
仲睦まじく2人で写っている写真もあった。
岸本「魚住容疑者は遠藤さんを殺害してから13時間後に交番に自首していますが、自宅近くの交番ではなく車で約20分離れた横浜市西区の交番でした。そして、自首してから19分後に、魚住容疑者の母親から息子の部屋でガールフレンドが死んでいるという110番通報があったといいます」
魚住の友人はこう話す。「スーパーで働いているときは礼儀正しい好青年でしたよ。でも、今年になってスーパーをやめ、運送会社に転職してからは、初めての職種で精神的にきつかったようです。それで、彼女との交際もギクシャクし始めたと話していました」
自首するまで13時間…そばに寄り添っていたのか
遠藤さんはフェイスブックに魚住との関係を嬉しそうに書き込んでいたが、今年4月頃から内容が微妙に変化して、先月9日の書き込みでは「もう後戻りはできない」と書いていた。
小倉はコメンテーターの中江有里(脚本家)に「2人の心のどこかで食い違いが生じていたのかな」と聞く。「男女関係や夫婦関係でも、外からはうかがい知れないことが起きますよね。どこかですれ違いが始まっていたのでしょうね」
竹田圭吾(編集者)「これまでの情報からは、計画的殺人と思えないですよ。衝動的な何かが2人の間であったのでは…」
岸本「遠藤さんを殺害し自首するまでの13時間。魚住容疑者は遠藤さんのそばにいたのではという見方もあります」