サッカー日本代表のハビエル・アギーレ新監督(55)が来日した。「すべての選手が代表入りの候補」「このプロジェクトの目的は2018年のロシアワールドカップに出場すること」と言い切った。毀誉褒貶にぎやかなのだが、果たして日本サッカーにふさわしいのかどうか、全く未知数だ。9月5日(2014年)のウルグアイ戦が初采配となる。
代表選手の選考基準「母国を愛し母国に責任を果たす人」
「選手にモチベーションを植えつける天才です」とスポーツ担当の石井大裕アナは言う。代表選考の考え方について、アギーレは競争重視を掲げた。「ドアは開かれている。選手を十分に観察するのが私のプロセスだ」と説明した。競争力のあるチームを作るために、代表入りに意欲的な選手、母国を愛する選手、母国に責任を果たす選手を選考基準にするという。
「どんな状態にあっても、相手がどんなチームであっても全力で戦うチームにしていきたい」
さらに「哲学は簡単だ」として、よく走り、いいプレーをし、そして勝つことをあげた。司会の夏目三久は「シンプルですね」
石井「強面だけど、しゃべると笑顔になります」
日韓W杯では福井で合宿「頑固おやじという感じ」「陽気な人でニコニコ」
実は、アギーレは福井県坂井市(旧三国町)に縁がある。02年の日韓ワールドカップのときにメキシコチームの監督として1か月余り滞在したのだ。地元の人たちは「非常にフレンドリーでした」「言葉の一つ一つに重みがあった」「頑固おやじという感じでした」「陽気な人でニコニコ対応してくれたけど、練習中は一変して結構厳しくしていました」と懐かしそうに話す。
泊まっていたホテルの支配人は「初戦勝利の後は結構笑いが出ていましたね。監督が雰囲気を壊すことはなかったですよ」と、常に選手ことを考えている印象だったという。
選手一緒に食事をした旅館ではすき焼きとツナのすしを食べた。女性マネージャーは「笑い声とよい雰囲気だったのを覚えています」
頼むぞ、新監督。