タイで日本人男性(24)が分かっているだけでも15人も代理出産させていたが、出産した女性の夫は「報酬は約100万円。でも、費用を引かれる。まだ自分は現金を見ていない」と語っている。男性は富豪という触れ込みだが、話はセコくなってきた。男性のタイからカンボジアに3回出国し、乳幼児4人を連れ出したとも報じられている。
カンボジアに乳幼児4人連れ出し。父親と同じ性
バンコクから車で3時間の農村に住む代理母の夫はこう話す。「最初は嫌だったが、私が体調をくずしてしまい、カネがもらえるので応募に応じたんだ」。報酬は35万バーツ(日本円で約100万円)というが、「妻にかかった費用をさし引かれて、いくら残ったかはわからない」と話す。バンコクにいるはずの妻と電話がつながらないという。別の2人も経済的困窮の状態だった。
香港にある日本人男性関係先はインターフォンに応答なし。男性は海外を転々としているらしい。タイ入国管理局には、男性が今年(2014年)3月、5月、7月の3回、カンボジアに出国した記録が残されていた。連れ出した乳幼児4人のうち少なくとも2人は男性と同じ姓だったという。
今月中にタイ当局に出頭
タイ地元メディアは、男性が今月中にもタイに来て警察に事情を話すと伝えているが、井上貴博アナは「実際の規模や総数、代理出産させた根本的な理由はわかっていません」と伝えている。日本人男性1人だけではこれだけの段取りや手続きは難しいだろう。何らかのグループがあるのではないか。