カメラマンは「著作権侵害で損失300万円」
しかし、コメンテーターたちは懐疑的だ。青木理(ジャーナリスト)は「それはちょっと納得し難いな。そもそもカメラの所有者はカメラマンだし、状況を作った努力もあるでしょ」
前田典子(モデル)「シャッターを押したのが、たまたまサルだったということですよね」
石原良純(タレント)「鳥がビデオくわえていっちゃった映像なんてのだってある」
司会の羽鳥慎一「このままでいくとそうなるでしょうね。撮った人という前提がないですもの」
小松「これがプリントなら実態があるからスレイターさんのものになります。ネット上のデータなので所有権はないんだということです」
そんなことはあるまい。電子データだって立派に実態はある。いまはほとんどの写真家が画面にコピーライトを明示しているのはそのためだ。
羽鳥「払うことになると?」
小松「300万円くらいの損失といっています。唯一、著作権が認められるのは、サルにシャッターの押し方を教えたことが明白な場合」(笑い)
石原「サルが見ていて覚えたんだろう」
ウィキの主張が通るようなら、ネットは無法地帯となる。すでにそれに近いけどね。
文
ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト