かつては「毒ガス製造の島」実験動物が生き残り繁殖
第2次世界大戦中、大久野島には陸軍の毒ガス製造工場があって、機密上、地図からも消されていた。建物の一部が当時のまま残されているが、その歴史は毒ガス島歴史研究所で見ることもできる。実はウサギはこの歴史に関係があった。
毒ガス工場では実験用にウサギを飼っていた。研究所の山内正之・事務局長は「ウサギが檻から出されるときは(実験で)死ぬときだった。ウサギの楽園も平和のお陰」という。実験動物の末裔と他から連れて来て島に放されたのとがいるらしい。
外国人観光客たちも「毒ガスの歴史も知ってる」という。多くは広島の原爆ドームとセットで観光しているそうだ。
司会の羽鳥慎一「実験動物だったんですね。映像を見てると平和に見えますが」
赤江珠緒キャスター「そんな歴史があったんですね」
吉永みち子(作家)「(外国の人は)ウサギ好きが多いんですかね」
羽鳥「ウサギも相当観光客慣れしてる(笑い)。これでどんどん人が来て、エサをあげたらどんどん増えちゃうんじゃないの」
たしかにそれが心配だ。日本人は来るとなったら一気に来るからね。自然の草だけで生きていさせようよ。
文
ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト