政務活動、政治活動、個人の財布の区別なし
長嶋一茂(スポーツプロデューサー)「税金なんだから金額の問題じゃないですよ。重箱の隅を突つくといわれるかもしれないが、小さなことを見つめるのが大事なんですよ」
飯田泰之(明治大准教授)は「こんなものが全部規則内というのが問題ですよ」という。政治とカネの問題に詳しい岩井奉信・日大教授は「東京都は厳しい方だということになっています。それでもこういうことがまかり通っているのです」
赤江珠緒キャスター「新年会出席は政治活動でしょうが、政務活動なんですか?」
岩井「選挙活動の一環でしょう。本来、政務とは議会活動と政策づくりのはずですが、政務活動と政治活動と個人行動とが区別がないんです。なんでも理由がつく。あるから使っちゃう」
司会の羽鳥慎一「国会より甘いですかね」
岩井「甘いですね。有権者も関心がない。都道府県議会は投票率も低いですから」
岩井教授は第三者機関によるチェックの必要をあげたが、「議員に必要だといわれたら仕方がないという面がある」。そこで次なる手は「領収書のネット公開」だという。函館市議会はすでにやっているそうだ。
羽鳥「月60万円(東京都)は使い切れないのではないですか」
岩井「都議は議員給与から全部合わせると2400万円にはなるんですからね。政務調査費を考え直すいいチャンスではないですか」
文
ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト