タイ・バンコクの日本人男性が所有するマンションの部屋で、9人の乳幼児が保護された件で、タイ警察はDNA鑑定を行って親の確認をするとともに、人身売買など犯罪の疑いについて調べるという。
部屋の所有者の日本人男性は24歳の資産家で、過去2年間に65回タイに入国していたそうだ。男性の代理人弁護士は「(男性が)とても裕福で、事業の後継者を得るために、たくさんの子供が必要」なために、9人の乳幼児を代理出産で生ませたと説明している。
アジア人の子どもと養子縁組―米国セレブの間ではステイタス
海外での代理出産に詳しい国際ジャーナリストの大野和基さんは、アメリカなど海外セレブの間で、アジア系など他人種の子供を養子に迎えることが一種のステイタスになっていると指摘する。養子縁組をビジネスのようにする人も現れて問題化しているそうで、今回のケースでは、乳幼児を海外セレブの養子にしようとしていた可能性があるのではないかという。
井上貴博アナ「アメリカでは養子縁組が1年に10万件もあって、とくに新生児は3年から5年待ちということです。人気は東洋人だそうです」
TBSの牧嶋博子解説委員は「本当に代理出産で生まれたのか、どこからか連れてきたのではないかという疑いもありますよね。わからないことがおおすぎますよ」という。