「第2の給料」使わなければ損という感覚
司会の羽鳥慎一「奥様と普通に旅行していればよかったのに」
赤江珠緒キャスター「そうですね。個人のお金で」
松尾貴史(タレント)「この説明を聞いて納得する人が1人でもいるかな。これが常態になっていて、本人もマヒてるんでしょう。悪びれもいてない」
政務活動費は「第2の給料」なんていわれているから、議員たちは「お手当」というぐらいに考えていて、使わないと損という感覚なのだ。
無所属の丸尾牧県議は「兵庫県議会では、切手の大量購入が10人、400万円もあります。換金もできるから問題ですよ」と告発している。なかでも金額の多い3人はいずれも自民党で、原吉三、岩谷英雄、梶谷忠修の3氏。それぞれ144万円、121万円、66万円だ。3人で300万円以上。原県議は「切手はわれわれの原点。心を込めて貼って『よろしく』と」という。岩谷県議には領収書のコピー・使い回し疑惑も出ているというが、明確な説明はない。記者から「辞職した野々村竜太郎さんと一緒ですよ」追及されると、「全然違う」と色をなしたが、やっぱり説明はなし。
高村「だれでもやってるでしょう。何が悪いのというのが基本的なスタンス」
羽鳥「切手は原点なんですか?」
岸博幸(慶応大教授)「切手や金券は換金できるということで、原点かもしれませんね」
松尾「あ、そっちの意味ですか」
羽鳥「5000枚の切手を貼ると、1枚10秒で14時間かかる。悪い事だと思わずに何十年も続いてる」
岸「そこがポイントで、議会内のルールではOKなんです。世間では非常識。兵庫県議会に限らない。氷山の一角です」