ウソを平気でついたり、下品なヤジを飛ばしたり、政務活動費を私的流用したりと、地方議員の資質が問われる出来事が相次いでいるが、今度は市議会副議長がささいなことから女性に暴行を加え、逮捕させる事件があった。
「既読表示しないように頼んだのに、表示されてしまったじゃないか!」
傷害容疑で逮捕されたのは石川県金沢市議会副議長の粟森慨容疑者(44)だ。7月29日未明(2014年)、市内の飲食店で依頼したスマートフォンの操作を間違ったと怒りだし、女性店主の顔や腹を殴ったうえ、首を絞めるなどの暴行を加えて全治1週間のけがを負わせた。女性店主によると暴行は20分間続いたという。
スマホの無料通話LINEで既読の表示を出さないよう依頼したが、誤って表示が出てしまったことに激怒したらしい。粟森は副議長の辞任を表明しているが、議員辞職は言及していない。
当時、粟森はかなり酒を飲んでいたらしいが、言い訳にはならない。市議会では8日、緊急会議を開いて暴行事件について協議するというが、ささいな間違いで相手にけがを負わす粗暴な男に議員の資格はない。辞めさせるべきだろう。
司会の加藤浩次「既読表示しないってどういうこと?よくわからない」
おおたわ史絵(内科医)「なんで読んだことを相手に知られたくないのか、誰とどんなやり取りをしていたんだか、変な話ですよ」
文
モンブラン| 似顔絵 池田マコト