笹井芳樹氏 小保方リーダーに遺書「STAPやり遂げて…。投げ出すことを許してください」

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   理化学研究所の発生・再生科学総合研究センター(CDB)副センター長の笹井芳樹氏がきのう5日(2014年8月)朝、CDB内で自殺しているのがみつかった。「夢の細胞」といわれたSTAP細胞の研究で小保方晴子ユニットリーダーを指導する立場にあった。一連の騒動で英科学誌「ネイチャー」への論文は撤回されたが、なお再生検証は進行中だった。

心理的ストレスで普通の会話も成り立たず

   遺書は3通あった。うち1通は小保方氏宛で「限界を超えた。精神的に疲れました。小保方さんを置いてすべてを投げ出すことを許してください」と謝罪に始まり、ともに研究に費やした期間にも触れたあと、「こんな形になって本当に残念。小保方さんのせいではない」として、最後に「絶対にSTAP細胞を再現してください。実験を成功させ、新しい人生を歩んでください」とあった。

   理研の改革委員会は7月、CDBの解体と笹井氏への厳しい処分を提言していた。笹井氏はこれに「誤りを事前に発見できなかったことを反省している」と話していた。笹井氏はこの頃から心理的ストレスからか体調が不良で、しばしば研究者との会話が成り立たないこともあったほどだったという。上司である竹市雅俊CDBセンター長も「笹井氏が疲労困憊して通院していた」ことを把握していた。

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
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