理化学研究所再生・再生科学総合研究所の笹井芳樹(52)副センター長の自殺で、「とくダネ!」が注目したのは遺書だった。森本さやかリポーターは「遺体の側には靴がきちんと並べられ、置かれていたカバンの中から遺書と思われるものが3通、研究室の秘書の机の上に理研幹部あての2通が置かれていました」と伝えた。このうち1通はSTAP細胞論文の指導をした小保方晴子研究ユニットリーダーあてだった。
論文疑惑の直後に心療内科入院
司会の小倉智昭「遺書が5通も残されているというのは、普通では考えられないですよ。かなり前から自殺を決意していたのではないですかね」
森本は「STAP細胞論文の真贋を巡って議論が起き、笹井副センター長は心療内科診察を受け、約1か月入院していました」
コメンテーターのデーブスペクター(テレビプロデューサー)「笹井さんに対するプレッシャーが重すぎたのかもしれませんね。もっと冷静に判断すべきことがらですよ」
日経BPの宮田満特命編集委員は「STAP細胞が存在するかどうかの議論が始まったとき、多くの報道は存在しないことを前提にしていました。この報道姿勢が正しかったのでしょうか」と疑問を投げかけた。
文
ナオジン| 似顔絵 池田マコト