「妖怪ウォッチ」大人がボロ儲け!3000円前後で買ってネットで高値転売

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   子どもたちに爆発的人気の妖怪ウォッチがオークションで高値で取り引きされている。店頭では3000円ぐらいで売られている品がネット上に流れると軒並み1万円を超す。違法ではないのだが、子どものおもちゃを転売して大人がもうける。

並んで購入の40代男性「3500円だったがオークションに出せば1万2、3000円」

   妖怪ウォッチは昨年7月(2013年)に発売され、これまでに320万本を売り上げているゲームソフトだ。妖怪の姿が見えるようになるウォッチを手に入れた少年が妖怪と戦い、次々に友達になるストーリーで、人気ぶりは「第2のポケモン」ともいわれる。

   新商品が発売されるたびに、おもちゃ店やスーパー、家電量販店には前日の晩から長蛇の行列ができる。全国で親も巻き込んだ争奪戦の様相だ。子どもと一緒に来ていた母親は「30個売り出されたらしいんですけど、600人が並びました」「150個に1200人が並んで、買えませんでした」と語る。

   ネットオークションでは、商品のセットにより7000円から2万円の売り値がならぶ。ほとんどが1万円台だ。中国人による組織的な転売もあるという。人気のウォッチとメダルのセットをバッグから取り出してインタビューにこたえる40代の男性は、「仕事上がりに来て16時間か17時間並びました。3500円だったのが、オークションに出せば4倍の12、3万円になる」「もうけはパッと食べたり飲んだりする。ありがとうってね」「かなり異常だと思い複雑だ。もっと作ったらいいのに」とけぬけと話す。

増産してもたちまち売り切れ

   森本さやかリポーターは「転売目的の人が間に入るだけで一気に高くなって、子どもたちには買えなくなります。販売元のバンダイも出荷を増やしていますが、それでも足りません」

   1997年ごろにブームだったまごっちは、生産を増やしたら在庫をかかえて経営が圧迫されたという。メーカーは慎重になる。

   キャスターの菊川怜「買うのに年齢制限をもうけたら?」

   竹田圭吾(国際ジャーナリスト)「悪いことばかりではない。資本主義はこういうもんだと学ぶにはよい機会かもしれませんよ」

文   あっちゃん| 似顔絵 池田マコト
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