四国を中心に猛烈な雨をもたらした台風12号は熱帯低気圧に変わったが、高知市では降り始めから1000ミリを超える大雨を記録し、市中心部を流れる鏡川が氾濫し住宅地で床上浸水が相次いだ。青少年の家に合宿していた小学生78人が土砂で道路が遮断され4日朝(2014年8月)も孤立状態になっている。土砂の撤去作業を進めている。
徳島県では降り始めからの総雨量が8月の平均降水量の3倍以上に達し、美馬市では資材の回収作業中に建設会社社員があふれ出した吉野川にのまれ死亡した。阿南市では岬の先端にある研修施設にいた少学生ら74人が孤立し、海上保安庁の巡視船が出動して海から全員救助された。
台風12号大雨で地盤崩れやすく―西日本は要注意
しかし、次の台風が日本列島に接近してきている。次のといっても、発生は12号の前だった。中心気圧915hヘクトパスカルという最大級の台風11号で、7日には沖縄、9日に九州・鹿児島に接近する可能性がある。コラムニストの勝谷誠彦は「鹿児島はシラス台地で地盤が弱い。すでに水を十分含んでいるので九州の方は気を付けてほしい」と呼びかけていた。
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モンブラン| 似顔絵 池田マコト