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ソニーのダメ御曹司凄まじい使いっぷり!高級ブランド66万円、ホテル98万円、高級料亭126万円…

   久しぶりに『フライデー』を取り上げてみよう。まずはプーチン・朝顔から。フライデーによると、ウクライナの西部の都市リビウの人気レストランの男性用トイレに、小便の飛沫を防ぐためにターゲットシールを貼ることはよくあるが、その的がなんとプーチンその人が貼られていると写真を載せている。

   プーチンの顔の下に「Huilo」と書いてあるが、これはウクライナ語で強いののしりを示す言葉だ。これが市民の間で話題になっており、今後も増えていくことが予想されるというのだ。かつないほどナショナリズムが高揚し、プーチン・ロシア大統領への苛立ちがウクライナの反ロシア派の中では最高潮に達しているようだ。

   ダメ御曹司の代名詞のようになったソニーの共同創業者・盛田昭夫氏の長男、英夫氏(62)だが、カード代金やマンションの家賃の滞納で相次いで裁判を起こされているという。赤字続きで事業や資産の切り売りに追われているソニーと同様、創業家の嫡男もまた崖っぷちに立たされているとフライデーは書いている。

   彼のカネの使い方が凄い。昨年12月16日、高級ブランド「ロエベ」と「ルイ・ヴィトン」の名古屋店で計66万円。続く20日は都内のザ・プリンスパークタワー東京で98万円。24日には吉兆名古屋店で25万円。そして27日は赤坂の高級料亭で126万円と半端じゃない。

   彼はアメリカ・コロラド州の大規模スキー場を買収したり、フランス・プジョーのエンジン開発部門を密かに買い取ってF1ビジネスにも参戦したが、これらの事業で200億円超の損失を出した。一時は資産価値2000億円を超えた虎の子のソニー株は、その時点ですべて外資系金融機関の担保に取られ、市場で処分されてしまったそうだ。

   現在は国税当局に対し約23億円もの税金債務を負う身だが、もはや彼にそれを納める資力はなく、母親の良子氏が所蔵している美術品コレクションなどを次々に売り払い、穴埋めをしているといわれる。

   しかし、これだけ散財できるというのも「能力」かもしれない。私なら2000億円あったら酒とバラの日々だろうが、10億円も使い切る前に体が壊れる。

元木昌彦プロフィール
1945年11月24日生まれ/1990年11月「FRIDAY」編集長/1992年11月から97年まで「週刊現代」編集長/1999年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長/2007年2月から2008年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(現オーマイライフ)で、編集長、代表取締役社長を務める
現在(2008年10月)、「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催。編集プロデュース。

【著書】
編著「編集者の学校」(講談社)/「週刊誌編集長」(展望社)/「孤独死ゼロの町づくり」(ダイヤモンド社)/「裁判傍聴マガジン」(イーストプレス)/「競馬必勝放浪記」(祥伝社新書)ほか

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