大阪府警は管内にある65の警察署すべてで犯罪件数を過少報告していた。自転車窃盗、車上荒し、ひったくりなどの街頭犯罪を過去5年間で8万件もなかったことにしていたという。
大阪府は長年、街頭犯罪の発生件数が全国ワーストワンだったが、2010年に東京を下回ってワーストを脱出。当時の橋下府知事も「本当にうれしい」と喜んでいたそうだ。
「犯罪減らせ」知事からのプレッシャーで事件計上しにくい雰囲気
今回の不正処理で明るみに出た件数を計算に入れると、実は大阪はワーストワンのままだった。警察関係者によれば、犯罪件数を減らせという府知事からのプレッシャーがあり、署内に事件を計上しにくい雰囲気があったそうだ。
コメンテイターの菊地幸夫弁護士「言い方は悪いが、子供じみたことやってるなと思いましたね。裁判で警察が作る資料への信頼とかにも関わりますよ。こんな数字をごまかすなんてことしちゃいけません」
司会の加藤浩次「本当は(事件数)ワーストで対応しなければいけなかったのに、改ざんしたことで対応がどんどん遅れる。いっさい大阪のためにはなってませんよ」