専門家「人を殺す以外に目的がない純粋殺人」
女性生徒の心の動きを単純な物差しではかるのは難しい。専門家による詳細な分析にお任せするしかないのだが、新潟青陵大大学院の碓井真史教授は次のように見る。「もともと、彼女の中に眠っていたコミュニケーションの不器用さ、動物を解剖したいという思いが、母親の死、家庭環境の大きな変化で一気に増幅し膨らんでしまったのでしょう。普通は人を殺す場合、金銭目的とか恨みとかが背景にあるが、今回は人を殺す以外に目的がない純粋殺人ではないでしょうか」
司会の小倉智昭「接見した弁護士には『父親を尊敬している』と話しながら、金属バッドで殴打し大ケガを負わしている。仲の良い友だちだけど殺し、腹を裂いた。そのへんが純粋殺人といわれるゆえんなんですかねえ」
佐世保こども・女性障害者支援センターは電話だけでなく、その精神科医に会いに行ってもっと詳しい話を聞くべきだったんじゃないか。
文
モンブラン| 似顔絵 池田マコト