「同級生殺害事件」松尾愛和さんはなぜ犠牲者に選ばれてしまったのか…

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   佐世保市の同級生殺害は不可解という言葉ではとても片付かない。大西洋平アナは「容疑者の女子生徒は小学生の頃から医学書に興味を持ち、ネコなどの小動物を解剖していたそうです。小学6年生の時には、クラスメートの給食に洗剤などを混入していました。その後、再婚した父親を金属バットで襲うなど、エスカレートしていました」と伝える。

   女子生徒を小さい頃から知る近所の住民は「いつも犬をかわいがっている優しい子供だったよ」と話すが、彼女の中で何が変わってしまったのだろう。

専門家「騙しやすく抵抗する可能性が少ない人物」

   キャスターの赤江珠緒「この心の変化をどう、理解すればいいのでしょうか」

   犯罪心理学が専門の東洋大学の桐生正幸教授はこう分析する。

「これまで日本で起きた殺人事件は、対人関係や恋愛関係のもつれがきっかけとなったケースが多数です。でも、今回の事件はそれらと違う希な事件です」

   司会の羽鳥慎一「では、なぜ松尾愛和さんは殺されたのですか」

   桐生教授「自分の興味を誰かで試してみたい。そのためには、騙しやすく抵抗する可能性が少ない人物は誰かという、ある種の合理的な判断が働き、松尾さんが犠牲になったのではと考えられます。女子生徒は自分が壊れていると思います。これからの捜査は、なぜこのような行為に及んだかのかという専門医や専門家による自分の再構築が長い時間をかけて行われます」

文   ナオジン| 似顔絵 池田マコト
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