中国・上海の使用期限切れ、カビ肉の次は「子持ちししゃも」に鼠を駆除する殺虫剤だ。山口県の伊村産業がベトナムから輸入した冷凍ししゃもを開けたところ、殺鼠剤が付着していたというのだ。瀬田宙大アナが伝える。「商品はいまのところ8種類で、出荷先は東京、大阪、京都、兵庫、広島、福岡など11都府県です。万一食べると吐き気や頭痛になり、最悪は命を落とすことになりますが、いまのところ健康被害の報告はありません」
海外製造現場に必要な抜き打ち検査と監視カメラ
なぜこんな食品が流通しているのか。食糧問題が専門の合瀬宏毅解説委員が説明する。「海外の製造現場のモラルの低さが原因です。行政が監視を怠ると企業モラルが低くなって、同じようなことが繰り返します。検査は抜き打ちで行い、監視カメラの設置も必要な事だと思います」
室井佑月(作家)は溜息交じりで言う。「他国の人の気持ちを変えるのはすごく大変なことだから、徐々に国産のものを増やしていくということが大事なんだなと思います。それと、日本企業もコストカット、コストカットばかりではなく、安全にもおカネ使ってもらいたいと思いますね」
井ノ原快彦キャスター「安全のためには多少高くても、それは必要ですよね」
(磯G)