おととい26日(2014年7月)午後9時過ぎ、近鉄名古屋駅と桑名駅の間の踏切で「爆弾」と書かれた不審物が見つかった。直径6センチで長さ13センチ、直径7センチで長さ18センチの2本が置か、パソコンなどを使って印字したような爆弾と書かれた紙が貼られていた。
小松靖アナ「紙にはショッピングセンターなど、他の場所にも爆弾を仕掛けたという予告が書かれていました。このため、警察が捜査しましたが、不審物は見当たりませんでした。
しかし、近鉄は上下線59本が運休しました。桑名市ではこの日、花火大会があり、足止めされた人たちで大混乱となり、沿線8駅、12列車で約1600人が車中泊を余儀なくされました」
威力業務妨害。賠償金は数千万円
結局、踏切内の2つの不審物は火薬が入っておらず爆発物ではなかった。威力業務妨害容疑での捜査となるが、田中喜代重弁護士は「威力業務妨害罪は3年以下の懲役、または50万円以下の罰金で、さらに賠償金は数千万円になる可能性もあります」と話す。
コメンテーターの青木理(ジャーナリスト)「損害賠償請求は多岐にわたる可能性が高いですね。近鉄の電車を止めたというだけではなく、代替輸送で使用したバスの使用料などいろいろな請求が考えられます。また、車中泊を余儀なくされた乗客からの経済的損失や精神的な慰謝料請求も考えられる」
何はともあれ、一刻も早くふん捕まえろ。
文
ナオジン