夏休みに増える「子どものLINEトラブル」警視庁もパラパラ漫画で注意呼びかけ

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   青森・八戸市の高2の女生徒が8日(2014年7月)、八戸沖合で遺体でみつかった。八戸市教育委員会はいじめによる自殺の可能性を調べているが、原因は無料通信アプリLINEにあるという。福岡で「決闘」で送検された中学生も場所の打ち合わせにLINEを使っていた。文明の利器のはずが危険なものになっている。

子どもを守るアプリも登場!いじめや犯罪の可能性検知して親に警告

   LINE社は利用が増える夏休みに入り、小学生にLINEの特性や問題点を理解させる特別講座を東京や千葉で開いていた。ネットは相手の顔が見えないことがトラブルになる大きな要素だ。適切なコミュニケーションのあり方を子どもに考えさせようというのだ。会社も「トラブルの根本原因は正直わかっていない。根絶治療をどうやるか、プロジェクトの本音です」という。

   専門家は、子どもを対象としたサービスが増え、利用が増える夏休みはトラブルも増える。要注意だという。警視庁もパラパラ漫画を使ってスマホ利用のルールづくりを呼びかけている。これは映画館でも上映される。

   高校でも生徒自らがルールづくりに取り組むところもある。トラブルの経験を洗い出し、出た結論が「LINEばかりに頼らない。直接会ったほうがいい」「他人の悪口は書かない」などだった。

   子どもを守るアプリなどというものも登場した。メッセージの言葉から、いじめや犯罪の可能性を検知して、子どもと保護者に警告を出すという驚くべきものだ。

使い方ルールある家庭は7割

   街で聞くと、100人中69人が家庭内での利用ルールがなかった。「ある」と答えた内容は、家での使用時間制限、中傷メッセージは送らないなど、おおむね警視庁の指導の線だが、「成績が落ちたら解約」なんてのもあった。

   TBSの牧嶋博子解説委員は「いまの若い人は、友だちといるのにスマホいじってますよね。何だろうと思いますよ。スマホ依存が当たり前みたいになっているんです。中学生だとネットの怖さを知らないし」と話す。

   キャスターの齋藤孝「高校生までだと生活範囲が狭いので、いじめも起こりやすい。自治体などで午後9時以降は使わないといってくれるとやりやすいんじゃないかな」

   司会の夏目三久「家でルールを決めてしまうと、学校で仲間はずれになる可能性もあるんですよね」

   牧嶋「警視庁がパラパラ漫画やってるんだから、教育現場でも呼びかけをしてもらうといいですよ。スマホを持たせなかったら仲間はずれになってしまうんだから」

   山本匠晃アナ「生徒の中で共通認識があってのうえでの家庭ルールですかね」

   街では右を向いても左を見てもスマホ、スマホだ。やがて日本人はバカになるんじゃないかと、そっちの方が心配だ。

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
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