女児監禁の藤原武スピード解決良かった!一歩間違えれば「新潟少女監禁事件」
岡山県倉敷市で起きた11歳の女児行方不明事件は、5日後に岡山市郊外にある自称イラストレーター・藤原武容疑者(49)の家で監禁されているところを発見され無事保護された。この女児はその前から不審な男につきまとわれていて、母親がその男が乗っている車のナンバーを覚えていたことや、その子がGPS機能の付いた携帯電話を持っていたため、犯人逮捕にはそう時間はかからないだろうと思われていた。
だが、驚くべきは藤原容疑者の誘拐動機である。「少女に興味があった。自分好みに調教したかった。将来は結婚したかった」(『週刊文春』より)
この中年男の歪んだ欲望はどこから来ているのだろう。週刊文春によれば、高校野球で有名な関西高校を出て法政大学に入り、大阪市立大学、大阪大大学院と移り哲学を学んだという。何哲学を学んだのだろう。その後は大阪や兵庫で教育や学問関係の職に就き、30歳前後で1度結婚している。だが、1年ほどで離婚してしまったそうだ。離婚の原因はわからないが、この男のロリコン趣味がきっかけになったのかもしれない。
藤原が地元に戻ってきて真っ先にとりかかったのが、自宅の敷地に防音設備のある小屋を建てることだった。その理由は、母親が奇声を発するので近所に迷惑をかけたくないというものだったが、近所の人は母親は認知症もなく奇声を発したこともないと話している。
その部屋を見た人によると、床や天井に美少女アニメのイラストが貼られていたという。昨年11月(2013年)に完成したこの部屋を建てるために約1000万円も使ったそうだが、その資金はそれまで働いてきた金を充てたらしい。
それからクルマで『獲物』を物色しているうちにこの女児に目をつけ、今回の凶行に及んだというのだ。誘拐し監禁・飼育して疑似結婚生活を送る。一つ間違えれば誘拐から約9年2か月後に発見された2000年の「新潟少女監禁事件」になりかねなかったが、スピード解決できてよかった。