「床に落ちた肉の加工・出荷は当たり前」
司会の羽鳥慎一「なぜ中国ではこのような不正行為が組織ぐるみで横行してるんでしょうかね」
中国事情に詳しいジャーナリストの富坂聰氏はこう解説した。「中国では食品会社の競争が激しく、コストカット意識が徹底されています。そのため、床に落ちた肉を拾い集めて加工したり出荷したりというのが当たり前になっています。今回は内部告発を受けて、2か月間の潜入取材を行ったが、腐っている原因が薬物ではないので、当局の検査でも出ない」
東京医科大学の中村明子兼任教授は「食品工場の床はどのようにきれいにしても、一晩のうちに1個の菌が10万個になるくらい細菌をまき散らしている状況」という。
コメンテーターの松尾貴史(タレント)「問題は工場での衛生管理がずさんなのか、わざとやっているのか疑いたくなる」
玉川徹(テレビ朝日ディレクター)「同じ食材でも加工品はリスクが高くなりますよね。中国からは安いから輸入しているわけですが、食の安全に関するモラルも先進国とは違うことを認識しておかなければいけないでしょうね」
文
ナオジン| 似顔絵 池田マコト